LED化工事(電気代)の効果検証資料が提供されました。

掲示板に下記のデータが貼り出されました。
こういう資料が提供されるのは、とても素晴らしいことと思います。


住民と管理組合理事会との関係でなにより重要なのは必要なタイミングに充分な量の情報が常に提供されることと思います。
このためには、紙による掲示ではとてもその条件を満たすことが出来ません。インターネット技術を活用することが必要です。(何度でも訴えてゆきます。)
今回、上記のような重要な情報が提供されました。これはとてもいいことと思います。

ただし、不満もあります。
この資料は結構複雑です。正しく読み取るにはじっくり眺めることが求められます。しかし、掲示板の前に立って見ているのでは少々不足ですよね。
また、このような表にぎっしり埋め込まれた数値を多面的に分析・理解するためには生の数値データの提供が必要です。csv形式のデータを提供するのが一般的です。(Excel形式でも悪くはないですが) そのような生データが提供されたら、住民の側はいろいとな観点からの分析が可能となるからです。
# この掲示は、24日ころに取り去られました。ほとんど読まれること無くだと思います。このブログを見てくれた人はじっくり分析できると思いますが...圧倒的多数の人は知らずに終わってしまうのです。

Webからデータをダウンロードできるようにすることが必要です。インターネットを使わないでは、本当に必要なことがほぼなにも住民に提供出来ないのです。インターネットは、インタラクティブなシステムでもあります。管理組合と居住者の関係において、様々なフィードバックが住民側からできるようになります。相互的な関係が構築できると管理組合の運営は飛躍的に向上します。
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なお、この提供された表を見る時には昨今重要になっている電力と電力量の基本知識があるとより理解が進むとおもいます。簡単にその理解の助けとなりそうなメモを記します。

電力の基本=ワット(W)
ワットは電気機器を働かせる場合に使う電力単位のことで、その種類にはキロワット、メガワット、ギガワットがある。
それぞれ、下の関係にある。
  • 1キロワット = 1,000ワット
  • 1メガワット = 1,000キロワット
  • 1ギガワット = 1,000メガワット

私たちの普通の生活ではキロワットまでがほとんど。

電力と電力量について
例えば、100Wの電球は50Wの電球よりも消費電力が大きい分だけ部屋を明るく照らせる。電力とは「どのくらいの電気を消費するか」という数字のことで「使った電気の量」ではない。

「キロワットアワー(kWh)」とは
ワット(W)のうしろにある「h」は「アワー(Hour)」で時間のこと。ワットアワーは1時間に使う電気の量で「電力量」を表す単位。したがって、電力量の計算式は、電力(W)×時間(h)となる。
消費電力が500Wの家電を
  • 1時間使用した場合は、500(W) × 1(h) = 500Wh
  • 2時間使うと、500(W) × 2(h) = 1,000Wh

電力量の表記には、キロワットアワー(kWh)を私たちの生活範囲では一般的に単位として用いるので、上記をkWhの単位にすると
  • 500(W) ÷ 1,000 × 1(h) = 0.5kWh
  • 2時間なら、500(W) ÷ 1,000 × 2(h) = 1kWh

ここまで分かると、1日にどの家電をいちばん使ったのかなどが把握できる。
たとえば、600Wの電子レンジを5分間使ったら、
  • 600W×5分÷60=50Wh(0.05kWh)
  • 50Wの照明を5時間使ったら、50W×5時間=250Wh(0.25kWh)

これにより電子レンジよりも照明の電力消費が大きいことがわかる。

まとめ:家電などに記載される消費電力は瞬間的に使われる電力の大きさを示すもの。電力と電力量の関係を理解することがポイント。
この説明は、「WとkWhの違いとは?おぼえると便利な電力量の単位」を参照させていただきました。






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