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MOA美術館

本日、熱海のMOA美術館へ行って来ました。
しばらく、改修で休んでましたがリニューアルオープンしました。
今回は、ナント全作品について撮影オーケーでした!
海外の美術館では通常、撮影は許されているらしいので、とてもイイ事とおもいます。

重文 山水人物蒔絵手箱 14世紀

国宝 仁清 色絵藤花文茶壺
野々村仁清(生没年不詳)は丹波国桑田郡野々村(現、京都府北桑田郡美山町)の出で、本名を清右衛門という。瀬戸で轆轤(ろくろ)の修業を積み、洛西の仁和寺(にんなじ)門前に御室(おむろ)窯を開いた。「仁清」という号は、仁和寺の仁と清右衛門の清を合わせたもので、仁和寺を中心とする貴顕たちと交流を深め、それらの人々の求めに応じて華麗で典雅な作品を数多く残している。特に、後水尾院を中心にした宮廷サロンとの仲介役をなした茶人金森宗和とのかかわりの中で、野々村仁清は優美な陶器を次々と生み出した。 仁清の作品は、巧みな轆轤の技術と華麗な上絵付けに支えられた、茶壺、水指、茶碗、香炉、香合などの茶道具で占められているが、その代表作といわれるものが色絵の茶壺である。この色絵藤花文茶壺は、仁清の茶壺の中でも最高の傑作として名高く、京風文化の象徴的作品ともいえる。温かみのある白釉地の上に、咲き盛る藤花が巧みな構図で描かれており、花穂と蔓は赤や紫・金・銀などで彩られ、緑の葉には一枚一枚葉脈を施している。総体が均等に薄く挽(ひ)き上げられた端正な姿は、色絵の文様とほどよく調和しており、下部の土見(つちみ)も壺全体のバランスをよく保っている。底裏に「仁清」の小判形の大印が捺されている。丸亀藩・京極家伝来。

尾形光琳筆 国宝「紅白梅図屏風」光琳が宗達に私淑し、その画蹟に啓発されながら、独自の画風を築き上げたことはよく知られている。水流を伴う紅梅・白梅の画題や二曲一双の左右隻に画材をおさめる構成のやり方がそれである。しかし、白梅の樹幹の大部分を画面外にかくし、紅梅は画面いっぱいに描いて左右に対照の妙をみせ、中央に水流をおいて末広がりの微妙な曲面をつくり上げた構図は光琳の独創ということができよう。後に光琳梅として愛好される花弁を線書きしない梅花の描き方や蕾の配列、樹幹にみられるたらし込み、更に他に類を見ない卓越した筆さばきをみせる水紋など、こうした優れた要素が結集して、画面に重厚なリズム感と洒落た装飾性を与えている。本屏風が光琳画業の集大成であるといわれる所以であろう。向かって右隻に「清々光琳」、左隻に「法橋光琳」と落款があり、それぞれ「方祝」の朱文円印が捺されている。光琳晩年の作と思われ、津軽家に伝来した。平成二十三年、デジタル顕微鏡、ポータブル蛍光X線分析装置、ポータブル粉末X線解析計による科学調査を実施した。その結果、屏風全体を占める金地には金箔が用いられていることが確認できた。また、水流の部分には一面に銀が残存し、黒色部分より硫化銀が検出されたことから、銀箔を硫黄で硫化し黒色に変化させたことが推測される。
2017年2月5日|日| – 3月14日|火|
観覧料
一般1600(1300)円
高大生1000(700)円・要学生証
中学生以下無料
65才以上1400円・要身分証明


作品
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コメント

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