新型コロナ 重症者数は鋭敏な指標ではない理由

今、日本におけるコロナ感染の状況をどう見るかをみんなが考える時です。

新聞やTVは(NHKを含め)危機を煽り立てています。もうすぐ日本は非常事態になるのだから、早く「もう一度、緊急事態宣言を政府は発せよ!」との大合唱です。野党も足並み揃えて危機を煽っています。

しかし、これものすごくオカシイのです。間違いだと私は思います。一部の専門家も「間違いだ」と言っています。どのように間違いであるのかを下の段落で述べます。

なお、みんな忘れているのですが本当に大変なことが日本で今起こっているのです。現在進行形で日々悪化しているのです。それは経済です。落ち込んでいるのです。
一つの例とすれば、観光業などはほぼお客が来ません。稼ぎがありません。だれにも想像でききますよね。商売やっていて売上がなければ倒産に至るのです。経営する事業が倒産すれば経営者は自殺も余儀なくされるのです。従業員は家族を養っていけなくなるのです。あなたの息子や娘さんの中に勤め先の売上が激減しているという話はありませんか?給与は減りますよね。ときにはゼロになります。パートで働いている人などは、自宅待機で収入ゼロになっている人が大量にいます。売上が増えているのは、食品スーパーとかamazonのような通販だけです。デパートなどはひどい落ち込みです。イオンのような大規模店も売上が大幅に落ち込んでいます。(政治家とメディアの職員と学者を含む公務員などが安全圏にいて無責任に経済活動を抑え、社会活動を沈滞させようと元気いっぱいです。)
スポーツイベントも芸術芸能公演もほとんどが開催できていません。野球も相撲もやっとこさ観客をゼロとか半分以下に制限してやっています。大赤字です。社会の雰囲気がメディアの報道で沈滞させられているので、劇場が観客を半分に絞ってチケットを売っても満席にならないこともしばしばです。コロナ前は、チケットをとるのが難しかったような公演ですらです。このような仕事に携わっている人たちは、もうすぐ食べて行けなくなります。無責任政治家たちは「もう一度、10万円なり全国民に配れ!」とやっています。ここまで無責任になれる神経が知れません。今日までに国がコロナのために借金したお金は32兆円です。年間の国の予算が100兆円であるのは知ってますよね。その32%は国債(借金)です。毎年の借金額を超えるお金を既に使ってしまっています。13兆円も気前よく全国民に配りましたね。(なお、オリンピック中止で使う金は3兆円だそうです)これらの通常年にはない借金を返すのは私たちの子ども世代と孫世代です。彼ら彼女らにこんな無茶苦茶な負債を残してしまった責任を少しは感じたいと思います。必ず誰かが返さなければならないのです。

--- 以下が本題です。---
新型コロナ 重症者数は鋭敏な指標ではない理由 という記事が最近の日本のメディアの論調を代表しています。
これを書いた方は相当に有名で名前も知られた信頼厚い人ですよね。
しかし、私には疑問ばかりなのです。以下、書きます。
(お説を要約すると)東京をはじめ日本全体で感染者が増えている。しかし、重傷者は増えていない。これをもってして緩めてはならない。なぜなら現在は、若い世代が感染の中心なので重傷者が少ないのである。しかし、これから感染は高齢者に波及してゆく。これに伴い重傷者も死者数も増えてくる。それは重傷者が増えてくるのと感染者数が増えるのにはタイムラグがあるからである。これは、第一波で分かったこと。その時のグラフをみたら明確に誰でも分かるでしょう。
さて、グラフを見るとたしかに5月まではそのように見えます。4月中は全くそうなっています。
しかし、グラフにある通り6月から感染者数は再度増えてきています。7月中旬になると感染者数は4月初を想起させるごとくに増えてきている。しかし、人工呼吸器装着数(重傷者数)は、一向に増加傾向を示していません。二週間遅れで同じグラフを描くというお説に添わないだけでなく、明らかに反しています。(だれでも反していると見ますよね)
次の致死率を説明するグラフの利用方が私には疑問です。
4月17日時点では致死率が1.6%だった。7月8日時点では4.9%にも高まっているとグラフを持ち出しました。はっきりこの意味の説明は書いていませんが、これは「今からも致死率は高いままに推移する」とのお説なのだろうと解釈しました。
しかし、今は感染者数を7月単月で取り上げて考えるべきだと思います。7月1日からの累計数と同時期の死者数を比較すべきです。(4月17日時点で考えるのと同じ評価法です)
7月1日〜17日の累計感染者数(厚生省サイトから計算)は、 4,165名です。
同時期の死亡者数は、 11名です。
率にすると、0.26% です。(割り算間違ってないかと二回確かめた)
死亡する人は、なんとも少ないのです。これで危険だ!と警鐘を鳴らす意味が分からないです。
フロリダ州の数値は日本にもってきて参考になるのだろうか?フロリダが大変だから日本もそうなるというのだけど(全米で一番感染数が多いのがフロリダです。アメリカは州によって大きな違いがあります。減っている州もあるのです。最大増加の州を持ってきて意味あるのだろうか。)
17日の感染者数 11,466人です。(フロリダ州の人口2,150万人)→ 日本全体の感染者数が655名です。桁が違いすぎるのです。数値、間違っていません。
17日の死者数 128人です。1.1%です。(4月17日の日本と率の数値は同じですね)
このフロリダ州の数で何を先生は言いたいのか、さっぱり不明です。

改めて驚くのだけど、6月以来の感染状況は本当に死者が少ないのです。重傷者も驚くべきというほど少ないのです。報道はありません。
感染が増えた!大変だ、大変だ二度目の緊急事態を宣言せよとマスコミはやってますよね。日本人の大半は、テレビと新聞からのみ情報を得ているので真実を理解できません。
専門家の中には、こんな社会活動を制限する状況は全く必要ないと言う人がいます。このような声はネットで少し伝わるだけで、多く日本人には決して伝わらないようにマスコミはスクラム組んで阻止しています。(私のこのコメントだって、信じられない人が多いでしょう。)

このグラフはコロナ感染が始まって以来の死亡者数の日々の数値です。グラフの上にカーソルを置くと数値が表示されます。6月25日以降に感染者数が急増しています。死亡者数は全く異なるグラフを描いています。(死亡者数のボタンをクリックして切り替えできます。)

コロナを恐れる必要などない状態です。コロナ感染が増えているのでもう一度「緊急事態宣言を出せ」とやっている政党までありますよね。どこまで狂ってしまったのでしょうか!
コロナのために死亡する人がたくさん出ているなら、警戒せねばなりません。死ぬ人がいなければ警戒は最大限に緩めなければなりません。警戒すればするほどいいことと考えてはなりません。ここはアタマを切り替えましょう。なぜなら...

今のような自粛ムードによって経済的に困っている人が大量に出ています。社会活動ができず困っている人、精神を病む人、暗い雰囲気の日々を送る人...(例えば、最近でも都心の一等地と言われるところに出かけてお昼を食べようとするとどの店も待つことなく座れます。コロナ前はどの店も行列したものです。14:00ころまでは待たねば食べれなかった。それほどに経済が沈滞しているのです。あの家賃の高い場所でこれほど客数が少なければ早晩店をたたむ以外に手はないでしょう。)

※ 大学も来年3月まで授業はリモートでやると決めたところが出てきています。今年入学した新入生は大学で一度も講義を受けずに一年間を過ごします。今の雰囲気を打ち壊さないと来年4月以降も継続されるかも知れません。ウイルスは来年になっても消えることは無いからです。
大学で正規雇用で働く教授や准教授などは収入が保障されています。しかし、キャンパスには大学に雇用されたり、大学内で事業を営むお店に雇用されたりの非正規労働者の方が大量にいるのです。大半はパート契約です。大学は閉鎖されているので勤務にいけません。つまり、収入が無いのです。そのような現場が日本中至るところに出現しているのに、マスコミは報道しません。野党という政治家たちも完全無視です。

日本は「狂気の真っ只中に在る」と私は思うのです。

「感染防止を徹底する」のではなく「経済を活性化させる策を優先」する。「社会活動を回復」する策を優先することが必要なのです。(感染が広がっても死者はほぼゼロに近いので問題ないのです。繰り返します。)

注:感染はこれ以上広がらない可能性も今は見えてきています。これはわからない部分ですが、世界の傾向も感染拡大が収さまりつつあるのです。私は、常にここを見ています。


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