こんにちは。写真の植物について詳しく解説します。(クリックで拡大)
これは、緑色の丸い実と葉の形状から、ナス科の観賞用植物である「フユサンゴ(タマサンゴ)」です。
ご提示いただいた写真の実はまだ緑色ですが、これから秋~冬にかけて黄色、オレンジ、赤へと鮮やかに色づいていくのが特徴です。
1: その植物の概要・通称
* 通称: フユサンゴ(冬珊瑚)、タマサンゴ(玉珊瑚)
* 別名: クリスマスチェリー (Christmas Cherry)、エルサレムチェリー (Jerusalem Cherry)
* 英語名: Jerusalem cherry, Madeira winter cherry
2: 正式名称及び和名およびその名称の由来
* 正式名称 (学名): Solanum pseudocapsicum
* 分類: ナス科ナス属 (Solanaceae Solanum)
* 和名の由来:
* タマサンゴ(玉珊瑚): 実が丸く、宝石のサンゴ(珊瑚)のように美しいことから名付けられました。
* フユサンゴ(冬珊瑚): 秋から冬にかけて美しい実を鑑賞できることから、この名がつきました。
3: 植物の特徴
* 南米(ブラジルなど)原産の常緑低木(日本では寒さに弱いため、春まき一年草として扱われることもありますが、暖かい地域や室内では越冬します)。
* 葉は細長い楕円形で、少し波打っています(写真1枚目、2枚目の特徴と一致します)。
* 最大の特徴は、プチトマトのような真ん丸の実です。最初は緑色(写真3枚目)ですが、熟すと黄色~オレンジ~赤へと色が変化し、長く枝に残るため観賞価値が高いです。
* 一つの株に異なる色(緑、黄、赤)の実が混在する様子も楽しめます。
4: 写真に花が写っている場合はその花の特徴や開花時期など
写真4枚目に写っている星型のものは、おそらく花が落ちた後の「萼(がく)」と、そこから膨らみ始めている若い実だと思われます。
* 花の特徴: ナスやジャガイモの花に似た、直径1〜1.5cmほどの白い星型の小花を咲かせます。中心には黄色い雄しべの葯(やく)が集まっています。
* 開花時期: 初夏から秋(5月〜9月頃)にかけて次々と咲き、その後に実をつけます。
5: 家庭での育て方
比較的丈夫で育てやすい植物です。
* 日当たり: 日光を好みます。日当たりの良い場所で育てると実付きが良くなります。
* 水やり: 土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。水切れを起こすと葉や実が落ちやすくなるので、夏場は特に注意してください。
* 肥料: 開花・結実期間が長いため、春〜秋の生育期には緩効性肥料や液体肥料を定期的に与えます。
* 冬越し: 寒さにはそれほど強くありません(耐寒温度5℃程度)。関東以西の暖かい地域では屋外で越冬することもありますが、霜に当たると枯れてしまうため、冬は室内の日当たりの良い場所に取り込むか、軒下で管理するのが無難です。
6: 興味を惹くエピソード
* 名前の誤解: 英名で「エルサレムチェリー」と呼ばれますが、実はエルサレム原産ではありません(実際は南米原産)。名前の由来ははっきりしていませんが、異国情緒あふれる植物として広まった際に付けられた可能性があります。
* クリスマスの彩り: 冬に鮮やかな赤い実をつけるため、欧米や日本でもクリスマスの飾りとして鉢植えが人気です。
7: その他知っておくべき特別情報(重要)
【注意:毒性があります】
この植物について最も知っておくべきことは、毒性があるという点です。
* 毒の成分: ソラニン(ジャガイモの芽に含まれる毒と同じ成分)などを含んでいます。
* 危険性: 実は赤く熟すととても美味しそうに見え、実際にミニトマトと間違えられやすい外見ですが、食べられません。
* 対処: 小さなお子様やペット(犬や猫)がいるご家庭では、誤って食べてしまわないように置き場所に十分注意してください。誤食すると腹痛や嘔吐、中毒症状を引き起こす可能性があります。
観賞用として目で見て楽しむ分には素晴らしい植物ですので、誤食にだけ気をつけて可愛がってあげてください。
マンション入り口の公園の道路際で咲いていました。
写真の植物は、キントラノオ(別名:ガルフィミア)です。
本来は緑色の葉をしていますが、写真のように赤く紅葉しているのは、冬の寒さに当たっているためです。黄色い小花と赤い葉のコントラストが美しい状態です。
以下に詳細をまとめます。
1: その植物の概要・通称
* 通称: キントラノオ(金虎の尾)
* 別名: ガルフィミア (Galphimia)、コウシュンカズラ(※市場でこう呼ばれることがありますが、本来のコウシュンカズラは別のつる性植物です)
* 英語名: Slender goldshower, Thryallis
2: 正式名称及び和名およびその名称の由来
* 正式名称 (学名): Galphimia gracilis
* 分類: キントラノオ科キントラノオ属 (ガルフィミア属)
* 和名の由来:
* キントラノオ(金虎の尾): 黄金色(金)の花が、虎の尾のように房状に咲くことから名付けられました。
3: 植物の特徴
* メキシコなどを原産とする常緑低木です。
* 通常、葉は鮮やかな緑色ですが、冬の寒さ(低温)に当たると写真のように赤銅色(ブロンズ色)や赤紫色に美しく紅葉します。
* 高さは通常1〜2メートルほどに成長し、暖かい地域では生垣などにも利用されます。
4: 写真に花が写っている場合はその花の特徴や開花時期など
写真には黄色い小さな花が写っています。
* 花の特徴: 直径1.5〜2cmほどの、鮮やかな黄色の5弁花です。
* 開花時期: 開花期間が非常に長く、初夏から秋(5月〜11月頃)まで咲き続けます。暖かい地域や環境が合えば、写真のように冬でも花を見ることができます。
5: 家庭での育て方
* 日当たり: 日光を好みます。日当たりの良い場所で育てると花付きが良くなります。
* 水やり: 土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
* 冬越し: 耐寒性はやや弱く(0℃〜5℃程度)、関東以西の暖かい地域であれば屋外で冬越し可能ですが、霜に当たるとダメージを受けます。写真の株は紅葉していますが、これは寒さに耐えているサインです。もしこれ以上寒くなるようであれば、株元を藁で覆う(マルチング)か、鉢植えであれば軒下や室内に取り込むと安心です。
* 剪定: 春に伸びすぎた枝を切り戻すと、樹形が整い、新しい枝に花がつきます。
6: 興味を惹くエピソード
* 「紅葉」は寒さのサイン: この植物は本来「常緑」ですが、日本の冬のような低温環境下では、寒さから身を守るために葉の色を変えます。この時期だけの「冬の姿」として、赤い葉と黄色い花の珍しい組み合わせを楽しむことができます。
7: その他知っておくべき特別情報
* 名前の混同に注意: 園芸店などでは、よく似た名前の「コウシュンカズラ(恒春葛)」として売られていることがありますが、厳密にはコウシュンカズラはつる性の別種(Tristellateia australasiae)を指すことが多いです。育て方は似ていますが、こちらは「木(低木)」としての性質が強いです。
寒さで葉が赤くなっていますが、黄色い花も残っており、とても健気に咲いている様子がうかがえます。寒さが厳しくなると落葉することもありますが、春になればまた緑の新芽が出てきますので、暖かくなるまで見守ってあげてください。
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