野菜のカブが美味しい季節になりました。今日は農家で新鮮なカブをかってきました。
まえださん、新鮮なカブ、いいですね。農家で購入したなら、甘さとみずみずしさが全然違うと思います。
少し整理してお伝えします。
1. カブの基本情報(+英語)
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日本語:カブ
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英語:turnip(ターニップ)
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例文:Turnips are in season now.(今はカブが旬です)
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だいこん:daikon radish
ラディッシュ(小さい赤いの):radish
英語圏では「turnip soup」「roasted turnips」などがよく出てきます。
2. まず一度やってみてほしい食べ方
① カブの丸ごとスープ(ポタージュでも可)
一番おすすめです。私は、カブは火を入れて甘みを引き出す食べ方がいちばん良さが出ると思います。
【シンプルな作り方】
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カブ:皮を厚めにむいて、くし切り
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玉ねぎ少し(あれば):薄切り
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バター or オリーブオイルで玉ねぎ→カブの順に炒める
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ひたひたの水+コンソメ少量(または塩だけ)で柔らかく煮る
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そのままでも良いですし、ブレンダーがあればポタージュに
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仕上げに牛乳 or 豆乳少しと塩・こしょうで調整
英語で言うと:
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turnip soup
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creamy turnip soup(ポタージュタイプ)
② カブの浅漬け(葉も一緒に)
生に近い食べ方で、みずみずしさを感じられます。
【作り方】
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カブ本体:薄めのいちょう切り
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葉:細かく刻む
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塩を軽くふって、ビニール袋でもみ、10〜15分置く
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水気をしぼる
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お好みで
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昆布
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ゆず皮
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少しだけ酢
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鷹の爪
などを加える
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英語ではこう表現できます:
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Lightly pickled turnip(浅漬けに近い表現)
③ カブのソテー(オリーブオイル+塩)
超簡単で、洋風の一品になります。
【作り方】
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カブの皮をむき、縦にくし形
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フライパンにオリーブオイル
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弱〜中火で、両面に軽く焼き色がつくまでじっくり焼く
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塩、仕上げに黒こしょう
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あれば
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ニンニク少し
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バターひとかけ
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最後に醤油をほんの少し
を足しても良いです
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英語だと:
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pan-fried turnips
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sauteed turnips with olive oil and butter
3. 葉っぱの活用
新鮮なカブなら、葉っぱが主役級です。
葉のふりかけ風
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葉を細かく刻む
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ごま油 or サラダ油で炒める
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塩・しょうゆ少し、みりん少し
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仕上げに白ごま
ご飯のお供、おにぎりの具にも使えます。
英語フレーズ:
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Turnip greens(カブの葉)
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Turnip greens stir-fry(葉の炒め物)
4. 栄養と「科学っぽい」話
カブはアブラナ科の野菜で、だいこん・キャベツ・ブロッコリーなどの仲間です。
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カブ本体
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ビタミンC
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食物繊維
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葉
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βカロテン
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カルシウム
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ビタミンC が特に多い
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アブラナ科特有の辛み成分(イソチオシアネートなど)は、
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抗酸化作用
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解毒酵素のはたらきを助ける
といわれていて、科学的な研究も多い分野です。
5. 保存のコツ
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買ってきたら、葉と根を必ず切り分ける
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葉が水分と栄養をどんどん吸ってしまうため
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根:
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新聞紙に包む → ポリ袋 → 冷蔵庫(野菜室)
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数日〜1週間程度を目安
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葉:
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すぐ使わないなら、さっと茹でてから冷凍
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あるいは刻んで炒めて「作り置きおかず」に
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まえださん、もし今日のカブで何か作るご予定があれば、
「こんな料理にしたい」「和風 / 洋風のどちらが良い」など教えていただければ、
レシピを英語表現付きで組み立ててお渡しします。
カブの塩もみは食べる前のどの程度の時間に処理するといいの?
まえださん、
結論からいうと、
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「サラダ感覚でシャキッと食べたい」なら
→ 食べる20〜30分前に塩もみが一番おすすめです。 -
「浅漬け風に少しクタッとさせて、しっかり味を入れたい」なら
→ 2〜3時間前に塩もみして冷蔵庫で置くのがよいです。
どちらも「間違い」ではなく、仕上がりの違いになります。
1. すぐ食べる用(シャキッとした塩もみ)
新鮮なカブは細胞が元気なので、塩をしてからそんなに時間をおかなくても水分が抜けてくれます。
目安
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カブ:200g(小さめ2個くらい)
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塩:2〜4g(カブの重さの1〜2%)
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手順
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カブを薄切り or いちょう切りにする(薄いほど早く浸かります)。
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塩をふって軽くもむ(強くグチャグチャもまない)。
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常温または冷蔵庫で20〜30分おく。
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出てきた水を捨てて、軽くしぼる。
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そのままでもよいし、
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少量の酢
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柚子の皮
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ごま油やオリーブオイル
などを少し足すと一品になります。
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このくらいの時間なら、カブの「シャキッ」とした歯ざわりが残ります。
英語だと「salt-rubbed turnip(塩もみカブ)」とか、
浅漬け全般は「quick pickles」と呼ばれます。
2. 2〜3時間前に仕込む場合(浅漬け寄り)
2〜3時間おくと、
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水分がもっと抜ける
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塩味が内部まで入りやすい
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食感は少し柔らかくなり、「漬物寄り」の仕上がり
になります。
注意点
2〜3時間おくときは、
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塩はやや控えめ(1%前後)
→ 200gのカブに対して2gくらい -
必ず冷蔵庫で保存
→ 室温に長時間は避ける
という点を意識すると、
「しょっぱくなりすぎた」「クタクタになりすぎた」を防げます。
このくらい漬けると、少しご飯のお供になる「浅漬け」に近くなります。
3. 科学的な背景(少しだけ)
まえださん向けに、少しだけ科学の話も添えます。
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塩をふると、カブの外側は「高い塩濃度」、内側は「低い塩濃度」になる
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その差を埋めようとして、細胞内の水が外へ出てくる(浸透圧)
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時間をおくほど水が抜け、同時に塩分が中へ入り込む
その結果、
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短時間:
→ 水はそこそこ抜けるが、食感シャキッ、塩味は表面寄り -
長時間:
→ より多くの水が抜け、塩が中まで浸透、食感はやや柔らかく
という違いが出ます。
新鮮なカブは細胞壁(ペクチンなど)がしっかりしているので、短時間でも十分おいしくなります。
4. 根と葉で時間を変えるとより良い
もし葉付きのカブなら:
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根(白い部分):
→ 先ほどの通り、20〜30分 or 数時間どちらでも目的に合わせて -
葉:
→ えぐみを取るために、根より少し長めに塩もみしておくと食べやすくなります
(目安:30〜60分)
刻んだ葉も一緒に混ぜると色もきれいです。
5. 実用的なおすすめ
まえださんにおすすめの使い方としては:
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今日の夕食でできたてのシャキシャキを楽しみたい
→ 食べる30分前に塩もみしておく -
「お昼のうちに仕込んで、夜に浅漬け風で食べたい」
→ 2〜3時間前に、塩控えめ+冷蔵庫で
どちらもぜひ試して、「自分の好みの時間」を見つけるのがよいと思います。
もし「カブ+何か(柿、レモン、ゆず、昆布、オリーブオイルなど)」の組み合わせも考えていたら、材料に合わせたレシピも提案できます。
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