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アメリカ大統領選挙、共和党の候補はだれになるのか?


アメリカの大統領候補を選ぶ予備選がそろそろ終盤に入ってきました。事前の予想に反してドナルド・トランプさんが大きくリードしています。しかし、彼はもともとは民主党に属していた人ですし、政策が非常に過激で多くの熱心な長年の共和党員からは違和感を持たれています。「なんとかTrumpだけは避けたい。」というのが本音です。
トランプ候補についてはこちらを参考にしてください。

予備選の勝敗で言えばトランプさんが圧倒的に買っています。しかし、共和党の大統領候補となるには(日本では考えられない)ハードルが待ち構えています。共和党の有力者のほとんどはトランプ嫌いなので、今の勝ちのレベルではどうも候補となれない可能性が高いそうです。以下の河野太郎さんの解説をお読みください。
日本の新聞では、こういうのは取り上げてくれませんよね。

『ごまめの歯ぎしり応援版』の読者には「天下分け目のウィスコンシン州」という記事で、トランプ候補の共和党指名の可能性がウィスコンシン州にかかっているとお伝えしました。
そして、ウィスコンシン州の結果、トランプ候補の指名の可能性は限りなく厳しいものになったといわざるを得ません。
獲得した代議員の数では、トランプ候補はまだ独走していますが、過半数の代議員の獲得は難しくなりました。。
しかし、もし共和党大会の一回目の投票でトランプ候補が過半数を獲得し指名を得ることができなかったらどうなるのでしょうか。
再度、代議員による投票が行われ、いずれかの候補、あるいは可能性としては、その時まで候補者ですらなかった人物でも、つまり誰かが、代議員の過半数の票を獲得して大統領候補に指名されるまで、投票が繰り返されます。
ところが、この第二回目の投票から、トランプ候補が「獲得した」はずの代議員に関しても、トランプ候補に投票をしなくてもよくなるのです。
実際に、誰がどうやって、合計2,472人の共和党の代議員になるのでしょうか。
まず、共和党の56の州と地域(50州プラスワシントンDC、プエルトリコ、バージン諸島、北マリアナ諸島、グアム、アメリカンサモア)はそれぞれ3人ずつの共和党全国委員会委員を選出しますが、この3人は自動的に代議員になります。
州によっては、この3人も第1回目の投票では予備選挙の結果を受けて投票する候補者が縛られる場合もありますが、多くの州では第2回投票からは縛りが解かれます。
この168人のほとんどは、縛りが解ければトランプ候補には投票しないでしょう。
この他の代議員の選考方法は、「州によって違い」ます。
最も代議員の数が多いカリフォルニア州の場合、自分が「獲得した」数の代議員は、その候補者が指名できます。
ニューハンプシャー州、アイダホ州なども同様のルールですが、候補者が指名できる州の代議員の数は全体の1割程度しかありません。
次に似たようなシステムで、その州の大統領の予備選挙の投票用紙に代議員の名前とその代議員が支持する大統領候補の名前が書いてある州があります。
つまり有権者はトランプ候補を支持するジョン・スミスに投票をし、選ばれた代議員はその候補者を支持するわけです。
この2つのやり方であれば、選ばれた代議員は候補者の支持者ですから、党大会の最初の投票で候補者が決まらず、2回目、3回目と投票が繰り返されることになっても、引き続きトランプ候補の代議員はトランプ候補に票を入れ続けるでしょう。
しかし、こうやって選ばれる代議員は、全体の4分の1以下のようです。
問題は、この他の代議員の選び方をしている州の場合です。
圧倒的大多数の州では、予備選挙や党員集会で、それぞれの候補者の獲得する代議員の数を決めた後、地域や州の共和党員が集まって、その地域や州を代表して共和党大会に出席する代議員を選びます。
この方法だと、ふだんから熱心に共和党の活動をしている人が代議員に選ばれる可能性が高く、今回のトランプ候補のように突然に出てきた候補、しかもアウトサイダー的に出てきた候補を支持する人が代議員になる可能性は低いと言ってもいいでしょう。
共和党の代議員の55%はこうして選ばれます。
ややこしいのですが、仮にある州の予備選挙でトランプ候補が圧勝したとしましょう。
その予備選挙の結果でトランプ候補の代議員7人、クルーズ候補2人、ケーシック候補1人と獲得代議員数が決まったとしましょう。
しかし、実際にその州から代議員として選ばれた共和党員10人は、全員クルーズ候補支持ということもあるわけです。
最初の投票では、予備選挙の結果通りに、トランプ7、クルーズ2、ケーシック1というふうに投票することが義務付けられていますが、多くの州では第2回投票からはその縛りがなくなります。
するとその10人の代議員は第2回投票ではクルーズ候補に10票いれることができます。
さらにニューヨーク州などの場合は、予備選挙で各候補者の獲得代議員数が決まった後、実際の代議員を州の共和党執行部が選ぶという仕組みになっています。
この場合、第2回目の投票から、さらに共和党幹部の意向が強く投票行動に影響することになります。
何回目の投票から代議員に対する縛りがなくなるかというのも「州ごとに違い」ます。
多くの州では、第一回目の投票でどの候補者に投票するかは予備選挙の結果に従うことを義務付けていますが、第二回目の投票から縛りを外しています。
フロリダ州の場合は、三回目までの投票には代議員に縛りをかけますが、四回目の投票からはそれぞれの代議員の判断に任されます。
アラスカ州の場合、最初の二回の投票には全代議員に縛りをかけていますが、三回目の投票では、二回目の投票で最下位になった候補者が獲得していた代議員に関して、縛りが解かれます。
三回目の投票で最下位になった候補者が獲得していた代議員は、もし四回目の投票がある場合は縛りが解かれます。四回目の投票で最下位になった候補者が獲得していた代議員は....。
クルーズ候補の地元のテキサス州では、第一回目の投票は予備選挙の結果通り、そしてもし、第二回目の投票が行われる場合、第一回目で代議員全体の二割以下の得票しかできなかった候補者が獲得していた代議員に関しては縛りが解かれるというルールになっています。
そしてもし、二回目の投票でも決着がつかず、三回目の投票になるときは、すべての代議員がフリーになります。
反対にニューハンプシャー州の場合は、代議員に対する縛りは、その代議員を獲得した候補者が縛りを解くというまで、その候補者に対して投票し続けることが義務付けられています。
こうしてみると、代議員の多くは共和党のそれぞれの州又は地域の執行部や主流派に近い人が多く選ばれることになり、そうした代議員は一回目の投票ではトランプ候補に縛られていますが、その縛りが解ければトランプ候補以外に投票先を変えることが予想されます。
ですから、もし、トランプ候補が一回目で過半数を獲得できなければ、二回目、三回目の投票で指名を得ることは難しいのが現実です。
ただ、もしそうなって、仮にクルーズ候補が指名されたとして、トランプ候補がおとなしく引き下がるでしょうか。
トランプ候補が共和党の候補者だからといってクルーズ候補を応援するでしょうか。
それとも第三の候補として独自の選挙を戦うでしょうか。
共和党の大統領選挙はさらにパワーアップしたシーズン2に突入しました。

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