三芳町の情報発信を考える|2026年10月6日
住民が一つのページで理解し、
安心して参加できる案内へ。
町のイベントに参加しようと思ったとき、「予約は必要だろうか」「何時に行けば、目当ての企画に参加できるだろうか」と考えるのは、ごく自然なことです。その答えが一つのページに分かりやすくまとまっていれば、出かける予定も立てやすくなります。
10月11日に開催される三芳町の「健康Day」の案内を読み、私は、こうした参加者の視点から改善していただきたい点があると感じました。そこで10月6日、健康増進課・健康推進担当へ、ホームページ本文への情報の集約と、講演チラシの表示確認をお願いしました。
目標は、住民が無理なく読めて、迷わず利用できる水準を、町の情報発信の日常的な品質にすることです。今回の申し入れの経緯と、町にお願いした内容を記録しておきます。
情報を探し、照合する負担がある
健康Dayは、ルミナみよしのオープニングイベントとして開催され、健康チェックや体験、飯島勝矢先生のタウンミーティングなどが予定されています。ページ本文には、開催日時、施設名、無料であること、対象者などの基本情報が掲載されています。[1]
ただ、参加方法や企画別の時間を把握しようとすると、本文だけでは足りません。「タウンミーティングちらし」と「健康Dayイベントちらし」という二種類の資料があり、そのリンクも離れた位置にあります。私は、それぞれを開いて本文と見比べながら、必要な情報を確かめることになりました。[1][2][3]
例えば、「予約不要」はイベント全体のチラシにありますが、確認した時点では本文の健康Day欄には見当たりませんでした。また、全体の開催時間と、各企画の実施時間は同じではありません。[1][2]
| 企画 | 実施時間・締切 |
|---|---|
| 噛む力チェック/肌年齢・血管年齢チェック | 10時〜12時30分 |
| クイズラリー | 10時〜12時30分 解答用紙の配布は12時15分まで |
| モルック体験 | 10時〜11時 |
| 飯島先生のタウンミーティング | 11時〜12時 |
仮に11時30分に来場すれば、イベント全体は開催中でも、モルック体験は終了しています。企画ごとの時間は、参加者が予定を立てるための大切な情報です。
「資料のどこかには書いてある」という状態では、読む側に探す作業が残ります。高齢者やスマートフォンで閲覧する人、短い時間で案内を確認したい人にも、必要な情報が自然に届く構成にしてほしいと思います。
iPhoneで開いて分かった、チラシの読みづらさ
講演チラシのPDFを私のiPhoneで開くと、赤字の景品案内が講演テーマに重なるように配置され、末尾の「!」だけが次の行に残っていました。モルック体験の説明でも、「体験」の「験」だけが次の行に分かれています。文字の小ささに加え、配置や改行が読み取りにくさにつながっていました。[3][4]
実際にiPhoneで開いた閲覧画面を見る(Googleフォト・別ウィンドウ)
2026年10月6日に記録した画面です。表示状態を確認するための資料として町にもリンクを送りました。
この画像だけで、作成者がどのような編集をしたのか、PDFへの変換や閲覧ソフトのどこに原因があるのかは判断できません。作成の経緯や担当者の注意力を推測して論じるつもりはありません。
ただし、住民が読むのは、担当者の手元にある原稿ではなく、公開されたファイルです。公開中のページとPDFを実際にスマートフォンで開き、読める状態になっているか確認する。その工程を、案内づくりの中に組み込んでいただきたいのです。
町にお願いした、二つの改善
申し入れの中心は、次の二点です。以下は送信した文面の要旨です。
1.参加に必要な情報を、本文の一か所へ
開催日、全体の時間、場所、対象者、費用に加え、企画別の時間や受付の締切、予約の要否、当日の参加方法を、本文の表などにまとめていただくことです。講演の部屋名や受付場所、定員・入場制限がある場合の案内も含めてほしいとお願いしました。
講演も含めた予約の扱いや、満席時の対応など、私が確認できていない条件は、町に確認・明示していただく事項です。こちらで推測して補うものではありません。
2.読みやすいチラシを、補足資料としてまとめる
本文の案内の下に、「イベント全体のチラシ」「講演の詳しい紹介」など、内容が分かる名前でリンクをまとめること。そして、公開中のPDFの表示を確認し、問題があれば差し替えていただくことです。チラシは、印刷・保存や詳しい紹介にも役立つ資料として用意していただければと思います。
目指す姿は明確です。ページ本文を読めば参加の判断ができ、必要に応じてチラシも利用できる。その順序なら、読む人が資料を行き来して情報を組み立てる負担を減らせます。
なお、今回の連絡では画像を添付できず、代わりに閲覧用リンクを送りました。添付できなかった理由は未確認です。問い合わせの仕組みを所管する部署にも、住民が表示の不具合などを画像で伝えられる方法を検討していただきたい旨を添えました。
町の仕事の品質を、住民とともに高めたい
私は、納税者であり、この町で暮らす住民の一人として、行政サービスの使いやすさに関心を持ち続けたいと思っています。不便に気づいたとき、具体的な事実と改善案を伝えることも、町に関わる一つの方法だと考えるからです。
もちろん、この一つの案内だけで、職員の能力や町の仕事全体を評価することはできません。担当者個人への批判に結びつけることも望んでいません。今回取り上げているのは、住民に届く成果物の品質と、それを確かめる仕事の進め方です。
求めているのは、初めて読む人にも意味が通り、必要な情報がそろい、手元のスマートフォンで無理なく利用できるという、公共の案内としての基本的な水準です。健康づくりの企画に込められた工夫が、案内の分かりにくさによって十分に伝わらないのは、住民にとっても、準備する職員にとっても惜しいことです。
私からの提案としては、同種のイベント案内に共通の項目を設け、公開後に本文・リンク先・スマートフォンでの表示を確認する流れが考えられます。担当者が替わっても一定の品質を保てるようにすることが大切だと思います。
今後は、本文だけで参加条件と企画別の時間が分かるようになったか、チラシへのリンクが整理されたか、PDFの表示が改善されたかを確認したいと思います。回答や修正が確認できれば、その内容も記録していきます。
町民の声を、次の案内をより良くする材料にしていただきたい。
今回のお願いが、一つのページの修正から、町の情報発信の品質を継続して高めることにつながればと願っています。
※本稿は2026年10月6日の確認と、同日送信した申し入れに基づく記録です。町からの回答や対応結果を報告する記事ではありません。参照先は今後更新される可能性があります。
参考資料・出典
[1]三芳町 健康増進課・健康推進担当「健康増進・生活習慣病予防」
https://www.town.saitama-miyoshi.lg.jp/choju/programs/promotion.html
[2]三芳町「健康Dayイベントちらし」
健康Dayイベントちらし(PDF)
[3]三芳町「東京大学教授飯島勝矢先生タウンミーティングちらし」
タウンミーティングちらし(PDF)
[4]前田利人「講演チラシをiPhoneで閲覧した画面」2026年10月6日記録
閲覧画面の記録(Googleフォト)
送信記録:2026年10月6日、三芳町 健康増進課・健康推進担当宛て「健康Dayの参加案内を、ホームページ本文にまとめていただくお願い」。本稿では要旨を掲載しています。資料の照合と文章の整理にはAIを活用し、申し入れは筆者の判断で行いました。
追記|2026年10月6日
手元の資料から、ここまでできる。
AIと健康Dayの案内ページを作りました
町へのお願いを、改善の具体例としても示したい。そう考え、今回取り上げた二つのチラシPDFと町の案内をもとに、AIに健康DayのWebページを作ってもらいました。
今回、AIに指示を出してから、この試作ページが完成するまでにかかった時間は、13分23秒でした。
できあがったのは、参加に必要な情報を一つのページで確認できる案内です。予約不要・参加無料という条件を冒頭に置き、企画ごとの実施時間、クイズ用紙の配布終了時刻、講演の紹介、会場への行き方、問い合わせ先へと整理しています。二つのチラシへのリンクも、本文を読んだ後で利用できるようにまとめました。
明るい緑を基調とし、スマートフォンでは内容が一列に並びます。文字を大きくする機能や印刷用の表示も備えています。「先着150名」は講演の定員ではなく景品の対象人数であることも、本文で分かるようになりました。こうした構成や実装を、私が細部まで指定したわけではありません。
作成したページ:健康Dayの案内改善試作
町の公式ページではありません。ChatGPTへのログインなしで、どなたでも閲覧できます。町への提示・提供に使えるHTMLファイルも作成しています。
職員が、完成原稿を一から用意する必要はありません
今回、町に特に知っていただきたいのは、このことです。AIに渡すために、職員が見出しや本文を全部書き上げ、画面の配置まで設計しておく必要はありません。
すでに手元にある紙のチラシ、PDF、関係者との協議のまとめなどを材料にできます。紙であれば写真やスキャンにして、読み取れる形で渡します。そのうえで「誰のための案内か」「何を分かるようにしたいか」を伝えれば、資料の読み取りやWebページの作成に対応したAIが、情報の整理、文章、構成、画面づくりまで支援できます。
人間が改善方法のすべてを先に知っていなくても、目的を伝え、AIの提案を見ながら、より良い形へ進められる。今回の試作は、その具体例です。数日前にも同じ趣旨を書きましたが、実例を重ねることで、この変化を町に伝えていきたいと思います。
AIへの指示は、例えばこのように
今回の依頼内容を、町でも試せる指示文(プロンプト)として整理すると、次のようになります。最後には、人が確認する前に公開しないことも明記します。
- 提供するチラシPDFなどから必要な情報を読み取りWebページを作ってください。
- 町から町民への案内として公開します。
- 町民にとって必要な情報を欠かさないようにしてください。
- 町民がページを見た時に迷いがないページ構成にしてください。
- デザイン性も町役場のページとして見やすい明るい方向性を配慮してください。
- 必要なページ作成技術を使ってください。
- 作成したら、公開しないで「完成したよ。」と通知してください。
さらに、「資料にないことは推測で埋めず、資料同士の食い違いや確認が必要な点を別にまとめてください」と加えれば、確認すべき事項も見つけやすくなります。
今回も、関連する町のページとチラシで終了時刻の表記が異なることや、講演の部屋・受付方法などが資料だけでは確定できないことが整理されました。AIが作った画面をそのまま公式案内にするのではなく、職員が主催者や関係者に確認し、原資料と照らし合わせ、実際のスマートフォンで読めるかを確かめてから公開する。この役割分担が大切です。協議記録などを使う際は、町が利用を認めた環境で、入力してよい範囲の情報を扱うことが前提になります。
町民、職員、協力する事業者に、どんな利益があるか
町民には、情報を探して照合する負担が減るという利益があります。予約の要否や目当ての企画の時間がすぐ分かれば、参加の予定を立てやすくなります。高齢者やスマートフォンで読む人にも伝わる案内は、町が用意した機会を利用しやすくすることにつながります。
職員には、仕事の質を高め、より重要な仕事へ時間を配分できる可能性があります。資料の転記、文章のたたき台、見出しの整理、表示の調整などをAIが支援すれば、職員は運営条件の確認、住民への個別の配慮、関係者との調整、企画そのものの充実に力を注ぎやすくなります。どれほど時間や問い合わせを減らせるかは、実際に試して確かめる必要があります。
協力企業や地域の団体にも、町と同じ情報を共有しやすくなる利点があります。時間、場所、役割、案内の変更点を一つの基準となる情報にそろえれば、伝達の行き違いや確認のやり直しを減らせる可能性があります。町民に正しく伝わることは、協力する側の活動や貢献を適切に届けることでもあります。
こうした改善を一件ずつ積み重ねることが、「この町の案内は分かりやすい」「安心して相談できる」「一緒に仕事を進めやすい」という評価を育て、町民や事業者から町役場への信頼を強めることにつながると、私は考えています。
すべての職員が、日々の仕事で使えるように
私が願うのは、一部の詳しい職員だけがAIを使う状態から、すべての職員が自分の担当業務で必要に応じて使える状態へ、段階を追って進むことです。
まずは一件の案内を作る。次に、確認した結果をもとに修正する。うまくいった指示文や確認方法を同僚と共有し、別の案内や関係者との情報共有にも広げる。こうした小さな実践なら、具体的な成果を見ながら進められます。
手元の資料を、町民が迷わず使える案内へ。
その仕事をAIと進められることに、町として早く気づき、実際に一歩を踏み出していただきたい。町民の利益を増やし、職員の仕事を支え、町と関わる人々の信頼を深めるために、この提案を重ねていきます。
追記の資料:上記[1]〜[3]および、それらをもとに作成した健康Day案内の試作。原資料のリンクと公開前の確認事項は、試作ページ内にも記載しています。本追記は町によるAI導入や効果が確認されたという報告ではなく、筆者とAIによる試作からの提案です。
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