古くなったリビングのエアコンを、三芳町の「省エネ家電買換促進補助金」を利用する前提で買い替えました。2026年10月8日に支払い(購入)し、10月14日に設置が完了。15日に町役場での申請も済ませました。
選んだのは、コジマ×ビックカメラ アクロスプラザ三芳店が提案してくれた、ゼネラルの「ノクリア」AS-W286T-Wです。本体と工事、古いエアコンの取り外し・リサイクルなどを合わせ、支払いは186,790円(税込)でした。
5万円の補助が交付されれば、実質負担は136,790円となる計算です。ただし、この記事を書いている2026年10月16日時点では、交付決定・入金はまだ確認していません。以下の補助後の金額は、交付を受けられた場合の試算です。
今回、いちばん参考になったのは「補助の上限が大きい店が、必ずしも負担の少ない店ではない」ということでした。見積依頼から設置、申請までに分かったことを、これから利用する方のために残しておきます。
まず機種より先に、補助金の条件を確認する
最初は、町内の中小企業者・小規模企業者から買えば上限7万円、それ以外の町内事業者では上限5万円、という違いに目が向きました。しかし、この金額は一律にもらえる額ではありません。補助額は、対象経費の2分の1を基本とし、1,000円未満を切り捨てたうえで、購入先ごとの上限が適用されます。[2]
対象経費は、本体の購入と設置にかかる費用です。消費税、古い機器の引き取り等、延長保証料などは含まれません。「レジで払った総額の半分」と考えないことが大切です。私の場合は本体価格だけでも5万円の上限に達する計算でした。[2]
また、エアコンなら何でも対象というわけではありません。壁掛け型で、目標年度2027年度の省エネ基準達成率100%以上であることなどが条件です。新しい製品だから大丈夫、と決めつけず、型番ごとに確認しました。[1]
利用を考えている方は、購入前に次の点を町の公式案内で確認してください。
- 町内に居住・住民登録があり、町税の滞納がないこと。
- 自宅で使う古い製品を同じ品目に買い替え、適切にリサイクルすること。新品・未使用品が対象で、新築への設置などは対象外です。
- 購入先が町内事業者であること。町外の店や通販の最安値と、そのまま同じ条件では比較できません。
- 世帯につき1回、冷蔵庫かエアコンのいずれか1台。同じ製品について他の公的補助との重複にも制限があります。
これは2026年度の制度です。引渡しの対象期間は2026年9月19日~2027年2月28日、申請期限は2027年3月15日。ただし予算に達すれば終了するため、期限だけでなく受付状況も確認する必要があります。翌年度も同じ制度が続くとは限りません。[1][2]
12畳のリビングに、どの容量を選ぶか
我が家はマンションで、対象は12畳のリビング。二人暮らしで、西日は当たりません。キッチンや隣室まで冷やすことは考えず、使用は冷房中心、冬は別の暖房を使う・併用するという条件です。購入費を抑えたい気持ちもあり、必要以上に大きな容量や高機能機を選ぶ必要があるのか、検討しました。
最終的に選んだAS-W286Tは冷房能力2.8kWで、メーカーの冷房畳数の目安は8~12畳。2027年度の省エネ基準達成率は100%です。[3]
ただし、畳数だけで自己判断はしませんでした。現地確認後、販売店に我が家の条件で使えるかを質問しています。回答は、冷房での12畳使用に問題はないが、比較した上位3機種の方が風量に余裕があり、猛暑を考えるとそちらがより良い、というものでした。
その説明を踏まえ、私は購入費と使い方の釣り合いからWシリーズを選びました。「12畳なら誰でも2.8kWでよい」という意味ではありません。日射、断熱、天井高、暖房の使い方などを伝え、販売店に確認することをお勧めします。まだ設置直後で、真夏の冷え方や年間の電気代を評価できる段階でもありません。
見積依頼は、型番を決めすぎない方がよかった
私は、候補を数機種に絞って見積依頼書を作り、町内の販売店へ送りました。ところが、ここで一つ学ぶことがありました。
指定した三菱電機とダイキンの機種は住宅設備向けモデルで、コジマでは取り扱いがなく、量販店向けの同等機種を提案してもらうことになりました。ゼネラルの候補は前年モデルで、生産終了・在庫なしのため当年モデルへ変更。さらに、補助対象の中で購入費を抑えやすい機種として、AS-W286Tが加わりました。
今から依頼するなら、「補助対象であること」「部屋と使用条件」「工事費込みの予算」を先に伝え、指定機種に加えて、販売店が扱える同等品や価格を抑えた候補も提案してほしいと書きます。販売ルートや在庫の違いで、話が止まるのを避けられます。
阿蘇住宅設備からは、現状を確認しない段階では概算見積の作成は難しいという説明がありました。コジマも工事費を含む見積には現地確認が必要とのこと。エアコンは本体を届ければ終わりではなく、配管や設置条件で費用が変わる商品なのだと、あらためて実感しました。
上限7万円と5万円――実際にはこう比べました
最終的に、丁寧に対応してくださった二社の提案を比較しました。阿蘇住宅設備はダイキンS284ATGS-Wで、配管流用・新設の二案。コジマは4機種の提案です。まず、私の最終判断に関わった三案を並べます。
| 購入先・提案 | 税込総額 | 補助想定額 | 差引負担 |
|---|---|---|---|
| コジマ AS-W286T 配管等は基本新品交換 | 186,790円 | 50,000円 | 136,790円 |
| 阿蘇住宅設備 S284ATGS-W 配管・配線流用 | 248,050円 | 70,000円 | 178,050円 |
| 阿蘇住宅設備 S284ATGS-W 配管・配線新設 | 269,500円 | 70,000円 | 199,500円 |
阿蘇住宅設備は10月2日付・10月5日受領、コジマは10月6日付の個別見積に基づきます。機種、工事範囲、保証条件が異なるため、同一商品の価格比較や現在の店頭価格ではありません。
コジマのほかの候補は、三菱電機MSZ-X2826が271,290円、ダイキンAN286AASとゼネラルAS-Z286Tが各281,290円でした。いずれも現地確認後の工事料金を含む税込見積です。
補助を差し引いても、今回のWシリーズの提案は、阿蘇住宅設備の流用案より41,260円、新設案より62,710円、負担が小さい計算になりました。補助上限の2万円の差より、機種と工事を合わせた総額の差が大きかったのです。
阿蘇住宅設備の対応が悪かったわけではありません。現地確認から二案の見積、配管や保証の説明まで丁寧に対応していただきました。私の使い方と予算に合った提案を選び、お断りする際には、そのお礼も伝えました。
金額の横に、工事範囲と保証を書き出す
見積が届いてから、私は「冷媒配管・ドレンホース・連絡電線は、新品交換か流用か」「リサイクル料金に収集運搬費も含むか」「本体と設置工事の保証はそれぞれどうなるか」を確認しました。
コジマからは、配管等は基本新品交換で料金に含むこと、リサイクル料金4,290円には収集運搬費も含むことが説明されました。一方、配管カバーは別途見積。必要性と追加額を確認したうえで判断することにしました。
「無料長期保証10年」という表示も、それだけで全部が10年間無料になると受け取らず、対象・免責などの条件を確認する必要があります。本体の保証と施工への対応は別の話です。今回は長期保証にポイントカードが必要で、購入時に店頭で案内を受ける流れでした。保証の一般案内はコジマの公式ページにもあります。[4]
追加費用が出る可能性のある項目は、注文前にメールで確認しておくと、後で読み返せます。相見積もりは、合計金額の横に「含まれること・含まれないこと」を置くと判断しやすくなりました。
購入、設置、申請――書類は一度に全部そろわない
主な流れは、9月に見積依頼、10月4日にコジマの現地確認、10月5~6日に二社の最終見積を受領、10月8日に購入、10月14日に設置完了・申請、となりました。
購入時に払った186,790円の内訳は、本体が155,000円、標準取付17,600円、リサイクル・収集運搬4,290円、取り外し5,500円、配管・ドレンホースの断熱4,400円です(いずれも税込)。補助金は店頭で値引きされる仕組みではなく、購入後に町へ申請するので、まず総額を支払う準備が必要でした。
納期と工事日は同じではありません。メーカーから商品が入る予定日と、施工業者の空き、自分の在宅予定を合わせて設置日を決めます。今回の現地確認は時間指定ができず、当日の朝に訪問時間の連絡を受ける方式でした。工事や調査の時間指定ができるかは、先に確かめておくと安心です。
申請書類は、入手する場面ごとにまとめておくと迷いません。町が求める資料を、私の経験から整理すると次のようになります。[2]
- 購入時:申請者の宛名、購入日、型番、販売店名・所在地などが分かる領収書。型番と省エネ性能を確認できるカタログ等。
- 工事・引渡し時:メーカー保証書、古い機器の家電リサイクル券の「排出者控え」、引渡日と設置場所の住所が分かる納品書・配送伝票など。
- 自分で用意:町の申請書兼請求書、チェックシート、振込先口座の情報が分かる資料。
特に、販売店の長期保証書とメーカー保証書は別物です。また、新しい機器の配送伝票と、古い機器のリサイクル券も別の書類。工事日に封筒ごと受け取って終わりにせず、中身を確認して保管することをお勧めします。写しが必要なものは、町の案内に沿って用意してください。
申請での反省と、これから利用する方へ
今回、私はAIも使って資料を整理し、申請用の文書を作りました。ただ、町の指定様式と作り直した文書の体裁・項目の対応を、窓口で確認していただくことになりました。必要な情報がそろっているつもりでも、受け取る側には照合の手間が生じます。
ここは私自身の反省点です。これから申請する方には、指定様式をそのまま使い、独自の様式に作り替えないことをお勧めします。AIは条件や添付書類の確認、下書きの整理に役立ちますが、提出書類は原本の項目に照らして、人が最後に点検する必要があります。
2026年10月16日に確認した町の案内では、設置・引渡し後に必要書類をそろえ、役場環境課の窓口へ提出する方式で、郵送・FAXは受け付けていません。出かける前に最新の提出方法も確認してください。[1]
一方で、紙の申請を残しつつ、スマートフォンやパソコンから入力できる方法も選べると、住民にも職員にも便利だと思います。私はその趣旨の提言を町に送りました。オンライン入力と一覧管理、町の指定様式への出力をつなぐ仕組みがあれば、記入漏れや転記の負担を減らせそうです。これは今後への希望であり、この補助金がすでにオンライン申請に対応しているという意味ではありません。
買い替えを終えて思うのは、補助金を上手に使うには、対象条件の確認 → 現地確認を含む見積 → 補助後の負担と工事条件の比較 → 書類の受領 → 申請を、一続きで考えることが大切だということです。
これから検討される方は、まず町の公式案内を開き、購入予定の店に「この型番は対象ですか」「申請に必要な書類を、いつ受け取れますか」と尋ねてみてください。私の経験が、その一歩の参考になれば幸いです。
参考資料・出典
- 三芳町「三芳町省エネ家電買換促進補助金」。2026年度案内、2026年10月16日確認。受付状況、最新様式、店舗区分はこのページをご確認ください。
- 三芳町「三芳町省エネ家電買換促進補助金交付要綱」。2026年9月1日施行、2026年10月16日確認。
- ゼネラル「2026年モデル ノクリア Wシリーズ AS-W286T」。2026年10月16日確認。
- コジマ「保証について」。保証内容は購入時の保証書・適用条件とあわせてご確認ください。
体験・金額の記録:二社との2026年9~10月のメール、各見積書、10月8日の領収書、10月14日の施工・引渡し関係書類に基づきます。個別の見積価格は当時の我が家の条件によるものです。書類やメールの原本は、個人情報を含むため掲載していません。

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